【学生がつくった!】逢瀬リフレッシュツアー無事終了しました🌿

こんにちは、逢瀬いなか体験交流協議会の中潟です。

9月7日(土)〜8日(日)に開催した 「ふくしま逢瀬・夏のリフレッシュツアー(学生企画・第1弾)」 が、無事に終了しました!


「また来たい」が「企画したい」になった学生たち

今回のツアーは、文京学院大学の学生たちが中心となって企画してくれたもの。
2月のスタディツアー、5月の下見を経て、「今度は自分たちでツアーをつくりたい!」という声からスタートしました。
詳しくはこちら(やかましい)

準備の段階から、地域の方々と対話を重ねながら内容を組み立て、ついに迎えた本番。
たくさんの笑顔と交流が生まれた2日間になりました。


自然・食・人にふれる時間

プログラムは学生ならではの視点が光るラインナップ。

🥬 アスパラ収穫体験

前田暑さの残るビニールハウス畑に入り、学生たちは一本一本アスパラを手で切り取っていきました。スーパーに並ぶ姿しか見たことのない野菜が、土から顔を出している光景に驚きの声があがります。ちょうど立茎作業中でアスパラの葉っぱがぼさぼさで初めての光景でした!
出荷の状態にするところまで体験させていただきました。
農家さんから「曲がっていても味は同じだよ」と教わり、見た目ではなく育つ過程に価値があることを実感。新鮮をいただくという実感を伴った貴重な学びの時間になりました。


🍷 ワイナリー見学(20歳以上)

逢瀬の丘に広がるぶどう畑を歩きながら、栽培から醸造までの工程を学びました。醸造家さんが語る「土づくり」の大切さや、気候との付き合い方は、学生にとって初めて耳にするリアルな経営の現場。こんなに大変こだわってるのね!!!っとびっくり!20歳以上の参加者はグラスを片手にテイスティングも体験し「これまで飲んだワインと全然違う」と驚きの声をあげていました。単なる飲食体験ではなく、地域産業の奥深さに触れる学びの場となりました。


🍕 石窯ピザづくり

地域の方が準備してくださった石窯に、学生が思い思いの具材をのせたピザを投入。アスパラやトマトなど地元食材が主役です。自分で収穫した野菜を使うからこそ、味わいは格別。焼き上がったピザをみんなで頬張ると自然と笑顔が広がり、「普段の食事とは違う“手づくりの一体感”がある」との声も。食を通じて地域と学生がひとつのテーブルを囲む光景は、まさに“いなか時間”の象徴でした。


👥 地域の方々との交流会

夜には地元の方を招いての交流会を開催。お宿の宴会場で食卓を囲みながら「どうしてこの町に住み続けているのか」「若い人に何を期待しているのか」といったリアルな話が飛び交いました。学生が率直な疑問を投げかけ、住民が笑顔で答える姿は、世代を越えた学び合いそのもの。「都会では出会えない大人たちと、こんなに近い距離で話せるのが新鮮」と話す学生も。単なる訪問者ではなく“仲間”として迎えられる体験がここにありました。

「楽しいだけじゃなくて、暮らしを味わえる」体験を通して、参加者それぞれが逢瀬の魅力を感じてくれたようです。


学生も大人も一緒に

今回の募集は大学生を中心にしましたが、大人の方もご参加くださり、世代を超えた交流が実現しました。
学生が主体となって企画した場に、大人が加わることで、さらに深みのある学びや気づきが生まれていたのが印象的でした。


逢瀬いなか体験交流協議会として

逢瀬いなか体験交流協議会が進める「貢献型旅行」は、全国の農泊地域の中でもモデル地域に選ばれています。
今回のように学生が主体となり、地域と一緒にプログラムをつくりあげる取り組みは、その実践の大きな一歩になりました。


参加してくれたみなさんへ

参加してくれた学生・大人のみなさん、そして支えてくださった地域の方々、本当にありがとうございました!
「また逢瀬に来たい」「誰かを連れてきたい」と思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

次はどんな“第2弾”が生まれるのか、どうぞ楽しみにしていてください🌱

【学んで遊べる貢献型旅行】日本女子大学フィールドスタディー受け入れ2025【大仕事】

こんにちは!
いつも見ていただきありがとうございます!
逢瀬いなか体験交流協議会コーディネーターの中潟です。


今年もやり切りました!

毎年の恒例、そして私にとっても 一年で一番大きな仕事、日本女子大学のフィールドスタディー受け入れ。
2025年も無事に終えることができました。

今年はA・Bあわせて 60名以上の学生さんが逢瀬町にやってきました。
もうね、正直に言うと準備の段階から胃が痛くなるくらいの規模感なんです。でも、終わった今こうして振り返ると「やってよかった!」という気持ちしかありません。

逢瀬町に若い力が入って、農家さんたちも「いや〜大変だけど楽しかったなぁ」と笑ってくれる。学生は単位も取れるし、なにより“いなか”の豊かさを全身で浴びて帰っていく。まさに WIN-WIN-WIN な3日間でした。


意義とか小難しい話は福島の農村で学び、遊び、つながる ~日本女子大学フィールドスタディの3日間~


🌱 逢瀬町での3日間

1日目

郡山駅で集合。バスでなんだべ村へ。
昼食と自己紹介を済ませ、午後は本気の里山散策とピザづくり!
みんなヘロヘロになりながら山に入り、里山の現状、林業や農業の現在地点などを現場でお話を聞くことで多くの気づきを得たことと思います。
ピザも「都会のデリバリーとは全然違う!」と感激していて、私まで嬉しくなりました。

夜は太田屋さんにお世話に。最高の温泉です!!
いつもありがとうございます、絶対楽しかったでしょう!!

2日目

ここが一番の山場。早尾さんの牛とアスパラ、真壁さんの畑仕事、柳田さんの 川遊び+防災体験 をローテーション。
川遊びのとき、最初は「キャー!」って大騒ぎだったのが、最後には真剣な顔でロープワークを練習していて。「遊び」と「学び」が同居するあの瞬間を作れたことは、すごく意味があったなと思います。

夕方の堀口集会所でのカレー。あれは学生の胃袋も心もつかんでましたね(笑)
「田舎のカレーってなんでこんなに美味しいんですか?」って聞かれて、「いや、それは新鮮な野菜と母ちゃんたちの愛情と何より一緒に食べてるからだよ」って返したくなりました。

3日目

逢瀬コミュニティセンターでのワークショップ。
模造紙とポストイットを広げて、「逢瀬で見えた課題」「全国に広がる課題」「自分の将来との関わり」を整理。
ここで出た言葉の中で私が一番刺さったのは、

「逢瀬町は課題先進地じゃなくて“未来の実験場”だ」
という学生の声。
正直、この言葉を聞いた瞬間、心の奥が熱くなりました。受け入れてよかったって。


📊 学生アンケートから

アンケート結果は 満足度4.7/5
高評価をいただきつつも、「漬物が多い」「お肉が欲しい」「お風呂が混んだ」「防災体験は少し長かった」など改善の声もたくさん。
ありがたいです。こういう声があるから、来年もっと良いプログラムにできるんです。


🗣️ 学生の声

  • ぺんぎんさん:
    「都会にいるだけでは決して体験できないようなことがたくさんできました。とっても楽しく、色々なことを学べました。」
  • り さん:
    「3日間お世話になりました。とても実のある3日間を過ごすことができました。ありがとうございました。」
  • きしみ さん:
    「頭の中で感じて考えているだけは、実際は全然学べていなくて、体験してみて初めて知ることが沢山ありました。この活動を通して学べたこと、特に川遊びによる水の危険性の対策は身近に活かせると思うので活かしたいと思います。また、発表でもありましたが今回の活動をこの3日間だけで終わらせるだけじゃなくて、これからの生活(持続的)で考えていこうと思いました。お世話になった方々ほんとにありがとうございました。」
  • s さん:
    「野菜が美味しいことを感じることができた課外授業でした。ありがとうございました。」
  • ペンネ さん:
    「この体験を通して学んだのは、自然や農村の価値はただ『そこにある』だけでは守れないということです。魅力を知ってもらう仕組みや、外から訪れる人と地域の人との関わりがなければ、風景や暮らしは次第に失われていくと気づきました。だからこそ、私たちはこの逢瀬での学びをきっかけに、建築やまちづくりの視点から自然や土地をどう守り、どう活かすかを考え、発信する方法を、そして都市に住む人々にもこの魅力を伝え、地域と外部の人が一緒に関わり合えるような仕組みづくりにつなげていきたいです。」
  • ゆい さん:
    「この3日間山登りや農作業、川遊びなど、さまざまな初めての体験をすることができ、とても楽しかったです!特に川遊びは今回のプログラムの中で最も感動したものでした。都会では味わえないマイナスイオンを全身で浴びる体験は忘れられないものとなり、これまでに見た中で一番といえるほどの絶景にも出会うことができました。しかし、ただ楽しかっただけでなく、防災についての知識を学んだり、農業体験を通して農家の方々のご苦労を実感したり、山の様子を直接見ることで逢瀬町が抱える課題を肌で感じたりもしました。今後は自分のことだけでなく、農家の方々をはじめ地方で暮らす人々の生活にも思いを寄せ、私たちにできることは何かを模索しながら生活していきたいと思います。今回のフィールドスタディで得た学びは、今後の人生において大きな糧となると思います。貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。」
  • な さん:
    「皆さんとっても心暖かく迎えてくださってこちらも心が暖まったし、楽しく農村ステイを終えることが出来ました。本当にありがとうございました。」

ま さん:
「自然がたくさんある場所で数日過ごす機会はなかなかなく、とても貴重な経験になりました。山の中に入ると、景色の美しさに圧倒されると同時に、虫や暑さ、足元の悪さなど自然の厳しさも実感しました。また、農業を実際に体験することで、その大変さを知り、食材に改めて感謝したいと思いました。地元の方々が暖かく迎えてくれたおかげで居心地よく過ごすことができました!特に、新鮮な野菜がとても美味しかったです。」

一人ひとりの言葉を読むたびに、「あぁちゃんと届いたんだな」って実感します。


🌸 まとめ

2025年のフィールドスタディーも、笑顔と学びにあふれた3日間になりました。
大変なことも正直ありましたが、終わってみれば学生たちの笑顔と地域の方の「ありがとう」で全て報われました。

逢瀬町は“楽しい”だけじゃない。“学びとつながり”を感じられる場所です。
来てくれた日本女子大学のみなさん、本当にありがとうございました!
また逢瀬でお会いできるのを楽しみにしています。

【逢瀬町×ふじみ野市】学生と地域がつくる“あそびの場”、今年も大盛況でした!


ふじみ野市が運営する「エコラボフェスタ」、今年もふじみ野市のイベント会場にて元気に開催されました!
昨年に引き続き、地域の親子連れや子どもたちが多数訪れ、学生たちと一緒になって「あそび」と「まなび」を楽しんでくれました。

このイベントは、逢瀬町と文京学院大学との地域連携の一環であり、「自然」「地域」「人」をテーマにした体験型のブース企画。逢瀬町でのフィールドワーク経験を活かしながら、学生たち自身が“どんな場をつくるか”を考え、準備・運営までを担っています。

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