こんにちは中潟です。
今回は6月に開催されたところ郡山逢瀬ふじみ野ネット文京スマイルが主催する講演会の話です。
文京スマイルが主催年に1度主催する大手町ブランドクリエイト講座っていうやつの第2弾です一段目が昨年行われた指出ソトコトの指出編集長の公園で今年2回目が NPO 法人農商工連携推進サポートセンター の理事長を務め努めている大塚洋一郎氏の講演会です。
このサポートセンターっていうのは NPO 法人でして東京の千代田区にあります。土庄港連携に関心を有する農業者、漁業者、林業者、市民、企業、行政、 NPO、 大学、金融機関などを対象として農商工連携に関する人材育成支援、情報収集、情報提供、調査研究等の事業を通じて地域社会の発展と雇用創出に寄与することを目的としている団体です。
講師は、NPO法人 農商工連携サポートセンター代表理事の大塚洋一郎氏。文科省で宇宙
開発に携わるなど、官僚を経験し、農商工連携推進法を考えた方です。
今から9年前に退職し、農商工連携サポートセンターを設立。都市農村交流と6次産業化
について全国各地のアドバイザーを務められています。
今から4年前に、東京千代田区に市町村のアンテナショップ「ちよだいちば」を開設し
、全国各地の名産品を店頭販売しています。
特徴は、棚貸方式にして月に4万円支払うことで、売上はすべて生産者へ渡すシステム
にしていること。非常に安価で、自治体ごとに申し込みができることから、大人気ですで
に今年は予約でいっぱいだそうです。
また、成功事例として愛媛県西予市の遊子川(ゆすかわ)を挙げ、人口350人、食堂1軒もなし、産業はトマトだけという地区で、トマトを使った6次化商品を開発し売上を伸ばすことに成功したほか、地区に食堂を作り週に1日水曜日だけの営業でしかもメニューは1種類しかなかったのに、食材の95%は地元産を使うことでファンを作り、今では営業日も増えている。何よりすごいのは人口350人の地区から20人の雇用(ザ・リコピンズ)を作り、年に1,300万円の売上を出すまで成長したことです。
ただ成功の鍵は、こうした新商品開発や売上を伸ばすことではなく、都市(都会人)と農村の直接的な交流が不可欠とおっしゃっていました。
その上で何よりも重要なのは、やはり「食」です。食を通じてその町を知ってもらい、覚えてもらい、そしてまた行きたい!という気持ちにさせる。その循環が何より大切と大塚さんはおっしゃっていました。
印象的だったのは地域を指す際は自治体範囲というより食文化範囲でとらえるのが適切という一説でした。まさにその通りかなと思いました、湖南と三春では全然違いますもんね。
また、「男はダメだね、先に口が動く」と大塚節が炸裂、会場の男たちは苦笑い。
面白くてためになる、そんな大塚氏の講演に講演後、大塚氏の前にはお話したいと長蛇の列ができていました。