【移住系】ふくしまど真ん中ワーク&ステイ@逢瀬町【Sさん体験記】②

皆さんこんにちは。
前回の続きから紹介させていただきます。私の大好きな秋の果物は柿です。今回は体験した渋柿の収穫についてから紹介します。


宿泊先の御屋敷の端には立派な柿の木がそびえ立っていました。枝切りバサミを使って柿が実っている枝の先端を切り取ります。柿を地面に落として傷つけないように注意が必要です。皮を剥いて紐に吊るしておきます。私たちが収穫した柿が食べごろになるまでには2〜3週間かかるため、今回は農家さんが事前に干してくれた柿をたくさんご馳走になりました。

さて、農家さんの秋の終わりの生活を紹介しましたが、夜はどのように過ごされているのでしょうか?
もちろん秋は夜が早く訪れます。ゆっくり休むのかなと思いましたが、農家さんは”夜なべ”をします。
夜なべは夜に作業しながら鍋を作っていたことから生まれた言葉で、晩ごはんを食べた後も夜に作業を続けることを指します。
晩ごはん食べた後もお鍋食べちゃお〜ということではないようです…笑
今ではテレビを見ながら、こたつで温まりながら、ビールを飲みながら、会話を楽しみながら夜なべをします。今回は白小豆の皮を剥く作業をしました。最近はマルチタスクという言葉もありますが、昔から農家の間ではマルチタスクが導入されていたのですね。

夜と同様に、雨の日も農作業には適していません。そんな時には室内でエゴマの選別を行います。以前私も含めた参加者数名と農家の方と一緒にエゴマを収穫したことを思い出します。茎を持って乾燥させた花を振り、エゴマをシートの上に落とします。エゴマの良い香りが漂います。一心不乱に茎を持って振り回す参加者を見て、儀式的な狂気を感じたのも良い思い出です。その後、唐箕(とうみ)でエゴマの中に異物がないかを更に選別しました。無数の中から一粒ずつ探し出す作業は神経を使いましたが、このように手間ひまかけたエゴマがエゴマ油になるのだと思うと、この工程はとても重要で感慨深く思います。エゴマは血圧やコレステロール値を下げる効果があるため、生活習慣病の予防に効果的だそうです。また、新陳代謝を促進してくれるため、肥満の私も注目しています。笑

さて、今回は農家さんの秋の生活について体験したことを紹介しました。
その他にも郡山市でご活躍されている企業様や団体様にもお邪魔しましたが、またの機会にご紹介できればと思います。
ご愛読ありがとうございました。

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