──5月3日・4日、文京学院大学の学生3名による現地下見を実施しました!
ゴールデンウィークまっただ中の5月3日・4日。逢瀬町では、冬の貢献型旅行に参加してくれた文京学院大学の学生3名が再びやってきました。今回の目的は、“次の貢献型旅行ツアーの工程表を自分たちでつくる”ための、現地視察とヒアリング。いわば、ゼロからのツアーづくりのはじまりです。

冬の体験を経て、今度は「つくる側」へ
3人は、昨冬に実施した貢献型旅行に参加し、地域の方々とともに畑を耕したり、収穫を手伝ったり、宿泊体験を通して“生活のなかに入っていく”ような交流を体感してくれました。
今回は、そんな彼女たちが「今度は自分たちで、他の人に向けた旅を考えてみたい」と立ち上がり、次回の企画を担うことに。ツアーをただ“体験する側”から、“設計する側”へ。その変化が、とても頼もしく、嬉しく感じられました。
見て、聞いて、歩いて。下見の2日間
初日は、逢瀬町の各所をまわりながら、地域の資源や人との出会いを重ねていきました。
まずは、なんだべ村へ。
ここは地域の住民が力を合わせて手づくりで整備してきた体験拠点であり、前回の貢献型ツアーでも訪れた思い出の場所。今回は「この空間をどう活かせるか」「体験者にどんなふうに感じてもらえるか」を考えながら、石井さんに話を聞きました。
続いて訪れたのは、アスパラ農家の早尾さんの畑。
収穫したてのアスパラをその場でいただくという、贅沢すぎる体験に感動しつつ、「午前中に収穫体験を入れたらどうか」「料理体験とセットで提供したい」など、次々にアイデアが飛び出してきました。
夜は、地元の方との懇談を兼ねた意見交換会。地域の人たちのリアルな声に耳を傾けながら、「観光っぽくしすぎず、“生活のなかに入る旅”を続けたいよね」と、あらためて原点を確認する場にもなりました。
学生がつくる、学生のための貢献型旅行
この下見で印象的だったのは、「どうしたら“参加者の心に残る旅”になるか」という視点が終始ブレなかったこと。自分たちが経験して「よかった」と感じたことを、どんなふうに届けるか。自分たちが「戸惑った」ことは、どうやって解消してあげられるか。そういった細やかな目線をもって、工程表の骨組みが少しずつ見えてきました。
これから数週間をかけて、工程表をブラッシュアップし、体験先の調整やスケジュールの組み立てを進めていきます。私たち運営側は、彼女たちの背中をそっと支えるだけで、基本は“学生が主導でつくる旅”。
その姿勢こそが、地域にとっても意味ある関わり方になると信じています。

実施が楽しみになる下見でした!
「やっぱり地域の人と会って話すと、ぜんぜん違うね」
「この場所に“旅”として来られるって、実はすごく贅沢なことだよね」
そんな言葉が学生の口から自然と出てきたことが、何より嬉しかったです。
旅をつくるというのは、単にスケジュールを組むことではありません。誰と出会い、何を感じて、どんな記憶を持ち帰ってもらうか——その設計図を描くこと。今回の下見は、まさにその第一歩。
次回の貢献型旅行、どんなかたちになるのか。私たちもとても楽しみにしています!
※ツアー本番の募集や詳細については、今後HPやSNSで順次発信してまいります。どうぞお楽しみに!