こんにちは!逢瀬中学校2年の村上颯祐と石川陽菜です。
今回、職業体験で「おおせのとおり」の記者として、逢瀬町で活動している2人に取材をしました。
取材したのは、なんだべ村の石井さんと、逢瀬町に移住してきたきゅうり農家のしんちゃんです。
私たちは逢瀬町に住んでいますが、同じ町に住んでいても、知らないことがたくさんありました。
なんだべ村って、なんだべ?

最初に取材したのは、なんだべ村の石井さんです。
なんだべ村では、ビオトープで水生植物や水生生物を育てたり、火をおこしたり、いろいろな体験ができます。
石井さんが大切にしているのは、子どもたちに五感を使っていろいろなことに興味を持ってもらうことです。
「あれしたい!」「これしたい!」と思ったことを実際にやれる場所になっています。
私たちは、なんだべ村は県外などから来た人たちが、田舎に関わることができる貴重な場所だと思いました。
でも、話を聞いてみると、それだけではありませんでした。
疲れた時にぼーっとしたり、心をいやしたりするために来る人もいるそうです。
自然の中で何かをするだけではなく、何もしないで過ごすこともできる場所なんだと思いました。
「便利にしすぎない」という考え方
石井さんの話で特に印象に残ったのが、
「環境を大切にするために、不便さを許容する」
という考え方です。
便利さを追求すると、その分だけ環境への負担も増えてしまいます。
なんだべ村では、自分で火をおこすこともできます。普段だったら簡単にできることを、あえて自分でやってみます。
火をおこす経験は、災害が起きた時にも役立つかもしれません。
また、捨ててしまうような物を再利用することもしています。
私たちは、便利なことが普通だと思っていたので、「不便でもいい」という考え方が面白いと思いました。
実は20年以上も続いていた!
私たちから、
「お父さんの世代の時から、なんだべ村なんですか?」
と聞いてみました。
すると、石井さんは開拓2代目だということが分かりました。
昔は「ブラジルへ行くか、ここを開拓するか」という話があったそうで、そんな昔の話まで聞けたのが面白かったです。
なんだべ村としては約20年、体験活動自体は約26年も続けているそうです。
しかも石井さんは、いろいろな物を自分で作りながら、体験に来る人たちと関わって、なんだべ村を運営しています。
一人でいろいろなことをやっていて、すごいと思いました。
逢瀬町にいるのに、東京の人とも会える
取材に行った日は、たまたま私たちも知っている近所の人が来ていました。
でも、東京から来ているお兄さんもいました。
逢瀬町にある場所なのに、そこで東京の人から東京の話を聞くことができました。
なんだべ村にはいろいろな人が来るので、逢瀬町にいながら、普段会わないような人に会える場所でもあるんだと気づきました。
次は、きゅうり農家のしんちゃん!

次に取材したのは、きゅうり農家のしんちゃんです。
しんちゃんは、もともと逢瀬町に住んでいたわけではありません。
都会に住んだり、海外に行ったり、いろいろな経験をしてから逢瀬町に移住してきました。
私たちが一番知りたかったのは、
「なんで逢瀬町に引っ越してきたの?」
ということです。
話を聞いてみると、しんちゃんは最初から農家になりたかったというより、「逢瀬町に住みたい」という気持ちの方が強かったそうです。
研究機関の活動がきっかけで逢瀬町に来て、逢瀬町を知りました。
東京で暮らした経験もありましたが、自分には都会よりも地方での暮らしの方が向いていると思ったそうです。
なんできゅうりを選んだの?
私たちは、
「なんで、きゅうりなんですか?」
という質問もしました。
きゅうりは、せまい土地でもたくさん収穫することができ、一人でも取り組みやすいそうです。
農業を仕事として続けていくことも考えて、きゅうりを選んだことが分かりました。
実際に話を聞いてみると、農家の仕事には私たちが思っていたより、いろいろな仕事がありました。
野菜を育てるだけではなく、物を作ったり、建てたり、機械を使ったり、事務をしたりします。
村上は、
「自分は農業に興味がなかったけど、作ったり、建てたり、機械を使ったり、事務をしたり、いろいろやることがあるんだなと新たな発見がありました」
と思いました。
きゅうりを育てるだけでも、とても大変そうです。それでも、きゅうりを選んで頑張っているのがすごいと思いました。
「東京で一人前になってから」と思っていた
しんちゃんの話の中で、もう一つ印象に残ったことがあります。
以前は、
「東京で一人前になれないのに、地方に行ったってしょうがない」
と思っていたそうです。
でも、海外へ行ったり、社会でいろいろな経験をしたりして、「そろそろ挑戦しよう」と思えるようになりました。
会社で働くよりも、自分で仕事をする方が向いていると思ったことも、農業を始める理由の一つだったそうです。
石川は、もともと土で汚れることも好きではなかったしんちゃんが、勇気を持って新しいことに挑戦して、逢瀬町を知って、ここで農業をしてくれていることがうれしいと思いました。
「逢瀬町に来て活動してくれて、ありがとうございます!」
と伝えたいです。
村上は、海外などいろいろな場所へ行った経験があるからこそ、今のしんちゃんがあるのかなと思いました。
いろいろなことに挑戦しているのがすごいと思いました!
いつも住んでいる逢瀬町だけど、知らないことがたくさんあった
今回、自分たちが記者になって逢瀬町の人に話を聞いてみると、今まで知らなかったことがたくさんありました。
なんだべ村は、自然体験をするだけの場所ではありませんでした。
ぼーっとできたり、心をいやしたり、町の外から来た人と出会えたりする場所でもありました。
しんちゃんも、ただ農業をするために逢瀬町へ来たのではなく、いろいろな場所で生活した後に、「逢瀬町に住みたい」と思って来ていました。
私たちにとって逢瀬町は、ずっと住んでいるいつもの町です。
でも、外から来た人の話や、長くここで活動している人の話を聞くと、今までとは少し違って見えました。
いつもいる場所でも、知らないことはまだまだある。
今回の取材で、それを知ることができました。

文責・学生記者
村上颯祐(逢瀬中学校2年)
石川陽菜(逢瀬中学校2年)

